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静岡の11月

  • vol.12025

11/9sun- 12/7sun

@静岡芸術劇場(グランシップ内)

SPAC秋のシーズン2025-2026 #2「ハムレット」

 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」シェイクスピアの四大悲劇の一つ『ハムレット』。それは「自由」という名の自我を手にした近代人特有の悩みを描く史上初の文学作品として、誕生から約400年間、世界中で上演され続けています。

この秋、SPACは「物語を編み直す勇気」をくれる3つの作品をお届けします。
11月には、現在多くの注目を集める劇作・演出家 上田久美子による新作『ハムレット』 。

大衆性と芸術性の架け橋となり、「初めて観る人が楽しめる」ことにこだわる上田。そして、神話や叙事詩といった戯曲ではないテキストをも集団創作で舞台化するSPAC。この初タッグから、何が生み出されるのか。今回の上演では長大な原作を、河合祥一郎訳に上田自身によるくだけた現代語訳も織りまぜ、分かりやすく再構成。そして、ハムレットから自分の物語を人々に語り伝えるように託される友ホレイシオに代わり、死後に分解され無数に分裂したオフィーリアたちが、事の顛末を演じ出すという枠構造を設け、「プロジェクト・プネウマ」で試行した方法を舞台に初導入。上田の斬新なコンセプトのもと、川村美紀子のムーブメント指導によって、高い身体能力を備えた俳優らが舞台上に表出させる人間ならざるもの。それらに満たされた空間から<新たに見えてくる>ハムレットやオフィーリアの物語に、どうぞご期待ください。

稽古の様子:

タイトル

SPAC秋のシーズン2025-2026 #2 「ハムレット」

開催日

2025年11月9日(日)、15日(土)、22日(土)、23日(日・祝)、29日(土)、12月6日(土)、7日(日)

開催時間

各日13:30開演

会場 

静岡芸術劇場(グランシップ静岡 内)

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SPAC

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