極北の生命 ~白夜と極夜の鼓動~ 伊藤慶写真展

公募展2025入選者展覧会

極北に息づく野生の世界を静岡に。

カナダの北極圏周辺を主なフィールドとし、約10年にわたり野生動物とオーロラを撮影してきました。

極北の地は、厳しい寒さと限られた日照時間のため、多くの生き物にとって過酷な環境です。
しかし、その中で力強く命をつなぐ動物たちが存在し、オーロラが降り注ぐように夜空を美しく彩ります。

この極域に広がる原野で、時にはマイナス40℃を下回る環境となっても野営を続け、時間をかけて自然と向き合ってきました。

本展示は、そこで垣間見てきた野生の世界を切り取った作品となっています。

この展覧会を通じて、
日本から遠く離れた極北の自然や生命の営みを感じていただき、自然の中に溢れている発見や感動に触れていただけますと幸いです。

トークショー

撮影の裏舞台や、カナダでの暮らし、野生の世界に触れる喜びについて、写真とともにお話しします。

伊藤慶（ITO KEI）

写真家・ネイチャーガイド
1991年生まれ　静岡市立高校、東京農大卒業

大学時代は海棲哺乳類を専攻し、北海道の多様な生態系に魅了され、野生動物の撮影を開始。

更なる北方の自然を求めて、アメリカへ留学。
現在はカナダの永住権を取得し、ユーコン準州でネイチャーガイドの傍、「極北の生命」をテーマに、北極圏周辺をフィールドに撮影を続けている。

《特別展示のお知らせ》

静岡県立こども病院　１階廊下に動物とオーロラの写真を１１点展示致しました。
病院のこども達や関係者のみなさまへ、応援のメッセージをお伝えできることを願って展示しました。